防災カフェ

防災・減災を一緒に考えましょう

災害はいつやってくるか分かりません。
どこで遭遇するかも分かりません。
地震、津波、風水害、さまざまな災害があります。
災害に備えて今できること、災害が発生してからできること。
今からできるだけの備えをすることが、被害を最小限に食い止めることになります。
ここでは、防災・減災に役立つ知識をご紹介します。
大切な家族を守り、いつまでもふるさとで安心して安全で暮らせるように防災力を身につけましょう。

―災害の種類と対策―

【地震】

地震は突然起こります。地球を覆うプレートが押し合ったり跳ね上がったりし、プレートの内部でずれを生じることで発生します。
地震が発生すると、津波、火災、土砂崩れなどが引き起こされることも多く、建物や人への被害、ガス・水道・電気・通信施設・交通機関などライフラインへの被害も生じます。

地震から身を守る10か条

  1. 我が身の安全を図る
    机、テーブル、ベッドなどの下に身をふせ、様子をみましょう。
  2. すばやく火の始末
    地震で一番恐ろしいのは火災です。揺れを感じたら身の安全を守りながらあわてずに火の始末をしましょう。
  3. 戸を開けて出口を確保
    とくに中高層建物では出口の確保が重要です。鉄筋コンクリートの建物だと、ゆがみで出入口が開かないことがあります。
  4. 火が出たらすぐ消火
    万一出火した場合、初期のうちの火を消すことが大切です。大声で隣近所に声をかけ合い、協力して消火につとめましょう。
  5. 外に逃げるときはあわてずに
    大きな揺れも、1分といわれています。あわてずに周囲の状況を確認し、おちついて行動しましょう。
  6. 狭い路地、塀ぎわ、がけや川べりに近づかない
    ブロック塀、門柱、自動販売機などは倒れる恐れがありますので、避難の時には近寄らないようにしましょう。
  7. 津波、山崩れ、がけ崩れに注意
    居住地の自然環境を知っておくことが大切です。津波は海岸線に直角に高いところへ避難しましょう。
  8. 避難は歩いて、荷物は少なく
    消火、救護活動等の障害となりますので、車は絶対使わない。また、身軽に行動できるよう荷物も最小限にしましょう。
  9. 協力し合って応急救護
    お年寄りやケガ人などに声をかけ、みんなで助け合いましょう。
  10. 正しい情報を聞く
    デマにまどわされないようにしましょう。市町村・消防署・警察署などの公共機関の正しい情報を聞くようにしましょう。

石川県のサイト「地震の心得」より
http://www.pref.ishikawa.lg.jp/bousai/bousai_g/jishin_sonae/index.html)から

○対策
①「非常持ち出し袋」
必要なものをリュックサックにまとめておきましょう。
子どものいる家では、大人と子どものリュックサックをそれぞれ用意しましょう。
命を守るため、なるべく軽くして、速やかに避難しましょう。

非常持ち出し袋に入れる持ち出し品
  • 貴重品(現金、預貯金通帳、免許証、健康保険証、印鑑など)
  • 食品(非常食、缶詰、ミネラルウォーター、水筒など)
  • 衛生用品・医薬品(病人やお年寄りの常用薬も)
  • 衣類
  • ラジオ(予備電池)
  • 懐中電灯(予備電池)
②家具の転倒、落下を事前に防ぎましょう
日ごろからの備えと工夫を忘れずに
  • 家具は壁や柱につけて固定する
  • 耐震器具を活用しよう(突っ張り棒、ガラス飛散防止フィルム、家具転倒防止プレート、扉が開くのを防ぐキャビネットストッパーなど)
  • 安全な空間をつくる(通路に家具など倒れやすいものを置かず導線を確保すいる、寝室には家具を置かないようにする)
③家族で防災について話し合いましょう
  • 避難場所を確認しておく
  • 災害発生の連絡先、安否確認方法を決めておく
○地震が起きたら

建物の倒壊や窓ガラスの落下から身を守る
あわてて外に飛び出さない
火の元を確認する、初期消火する
傾いた家屋やブロック塀、崖などに近づかない
あわてずに行動する
安全な場所に避難する

【台風】

熱帯の海上で発生した「熱帯低気圧」のうち、中心付近の最大風速がおよそ17m/秒以上になったものが「台風」と呼ばれます。
台風が石川県に接近するまでには、発生からある程度、時間がありますので、情報に注意すれば、あわてずに準備ができます。石川県内でも近年、台風で大きな被害が発生しています。
平成 3年 台風19号 死者1名、負傷者54名、全壊7棟
平成10年 台風 7号 死者1名、負傷者6名、床上・床下浸水1,765棟

○対策
台風が接近したら、屋根や屋外での作業は、中止する。
テレビやラジオ、インターネットなどから最新の台風情報を入手する。
気象台から発表される注意報や警報の内容を確認する。
自治体から発令される避難勧告などに従って避難する。

【竜巻・集中豪雨】

竜巻や集中豪雨は、いずれも突発的に発生し、短時間で大きな被害をもたらします。早めの情報収集と正しい状況判断が必要となります。
増水した小川や側溝、マンホールは境界が見えにくいため、転落や流される場合があります。危険な場所には近づかないよう注意しましょう。
大雨により、山崩れ・がけ崩れ・土石流(鉄砲水)等の土砂災害も起こりやすくなります。小石が落ちる、川の水が急ににごるなどの土砂災害の兆候が出たら早めに避難してください。
街中では、局地的なゲリラ豪雨や集中豪雨により、雨水排水が追い付かず、洪水が発生する可能性があります。
道路の立体交差部地下に溜まった雨水に車で突っ込み、水没する事故も起きています。
強風により飛んできた瓦や看板などの直撃を受ける事故もあります。やむをえず屋外に出るときはヘルメットをかぶりましょう。
「竜巻注意情報」が発表されたら、頑丈な建物の中に避難しましょう。

【大雪】

平成17年12月から平成18年2月にかけての「平成18年豪雪」、平成30年2月上旬に北陸地方で記録的な大雪を記録した「平成30年豪雪」では、石川、福井を中心に、人や住宅への被害が多く発生しました。

○対策
  • 屋根の雪下ろし作業に注意する
  • 屋根雪の重みによる住宅の倒壊に注意する(積雪状況から適切な時期に雪下ろしを行う)
  • 車両のタイヤはスノータイヤに交換する
  • 雪に埋まった車の排気ガスが車の中に入り込み、一酸化炭素中毒となる事故に注意する(エンジンをかけたまま車の中で休憩しない)

【津波】

地震の震源の場所によって津波が発生します。遠方で発生した地震でも、震源地から時間をかけて津波が到達する場合があります。
津波は、浸水、家屋の流出、津波による火災などを巻き起こします。
津波は川をさかのぼり、上流にも大きな被害をもたらします。

○対策
  • 自治体が作成した「津波浸水想定区域図」「津波ハザードマップ」を参考に、避難場所や経路を知っておく
  • 自宅や勤務先の海抜を認識する

【本サイトについて】

本サイトに掲載している内容は、防災に関する情報や対策の一部です。内容を参考に、地域や家族で災害に対して、意見を交換し、みんなで万一の時の備えを考えてみましょう。
加賀損保は、平成29年6月17日に加賀商工会議所で「防災カフェ in 加賀」を開催、みんなでお茶を飲みながら、防災について考えるイベントを実施しました。
これからも地域と家族を守るための、防災に関する企画に取り組んでいきます。
各種保険の中でも、災害に関する保険の種類がいろいろとあります。お気軽にご相談ください。

【参考】

【サイト】

東京海上日動 防災・減災情報サイト「あしたの笑顔のために」
http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/world/egao/

国土交通省 気象庁 ホームページ
http://www.jma.go.jp/jma/index.html

石川県ホームページ 「防災」
http://www.pref.ishikawa.lg.jp/kurashi/anzen/bosai/index.html

【書籍】

クロワッサン特別編集「女性目線で備える防災BООK」(マガジンハウス発行)
「もしも」に役立つ! おやこで防災力アップ(今泉マユ子著 清流出版発行)

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